2025.09.22
先日の緊急対応時のエピソードを紹介します。
80代で持病に糖尿病がある奥様と二人暮らしの男性の患者様。
夜中に強い冷や汗と手の震えを感じ、息苦しさと同時に強い不安に襲われました。糖尿病があり、時折低血糖を起こすことがありましたが、その夜は特に症状が強く、「このまま倒れてしまうのでは」と奥様も恐怖に駆られたとのこと。深夜で病院に行くこともできない――。
そこで、訪問看護ステーションから渡されていた緊急連絡先に電話をかけると、落ち着いた声で看護師が応答し、状況を確認後、ブドウ糖の摂取を促されました。
そして「すぐに伺いますね」と答えてくれました。30分ほどで駆けつけた看護師は、素早く症状や状態を確認。問題ないと確認してから、柔らかい物腰で安心感を与えながら、気が動転してしまうことは仕方ないこと、連絡をくれたことで駆けつけることが出来たと精神的にも寄り添ってくれました。
さらに主治医にもすぐに連絡を取り、翌日の臨時往診につなげてくれました。「気が動転していてブドウ糖のことも頭になくて、看護師がいなかったらどうなっていたか」と奥様は振り返ります。
持病がある患者様にとって、土日や夜間でも駆けつけてくれる訪問看護の体制は命綱そのもの。不安を抱えることなく、「いつでも頼ることが出来る」という安心感が、在宅での生活を支えてくれているといったお話をしてくれました。
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訪問看護ステーション ユリシス
住所:愛知県名古屋市瑞穂区彌富町円山
53−34
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